ながたんと青と-いちかの料理帖-
」のレビュー

ながたんと青と-いちかの料理帖-

磯谷友紀

読みごたえある作品

ネタバレ
2023年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後の、女性の料理人がまだわずかしかいない時代に、父や元夫の遺した料亭を盛り立てていこうと、しなやかに、人生を生きていく主人公の姿が好感持てます。15歳年下の訳あり婚をした相手と、少しずつ信頼関係を築きながら、惹かれあっていく様子もかわいらしい。主人公夫婦を取り巻く京都の人たち、大阪の人たちも個性ゆたかで、読んだあとすぐに新刊が待ち遠しくなる作品です。
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