なるほど、毒女comic！

ネタバレ

2023年5月18日

このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛ものなんですが、物語中のキーワードが、暴力・不妊・差別・復讐などのエグい要素がてんこ盛りで、途中のお色気昼ドラ展開にも救いが無く、登場人物達がそれぞれ抱えている闇が深すぎるし共依存してるしで、回を重ねるほど悲しく重く、最後までドロっとした粘り気を帯びている作品だなと感じました。

誰も彼もが御立派で押し付けがましく、共感できるキャラが一人も居なくなった所で完結したので、これが意図的であれば逆に興味深いまである。…なんて思って詳細読んだら毒女comicとありまして、納得しました。この何とも言えない読後感は掲載雑誌の特色なのかな、と思えましたので。

…ヒーローが公共の場でヒロインの唇を舐めたり、再会したヒロインの希望の象徴が屑で全然良いトコ無かったり、ヒロイン以上に不幸な女性が出て来てヒロインが当て馬になり、『あれ？主人公誰でしたっけ？』状態になったり、と、まぁ、なんやかんやあったけど目先の問題が全部解決しての大団円でシナリオが面白かったので★2です。…ちなみに、毒役は兄に一票。元々、彼が弟の理解者になれなかったのが戦犯のトコあるしね。

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みのさん

(女性/40代) 総レビュー数：764件

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