ヴィクトリアミランの代償 【電子限定特典付き】
」のレビュー

ヴィクトリアミランの代償 【電子限定特典付き】

篁アンナ

はじめから最後まで最高でした

ネタバレ
2023年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めの方はどう話が進んでいくか分からないまま読んでいました。
読んでいくにつれ、貴斗の子供が大きい違和感、梓が一緒に住んでいるのが彼女と言われている違和感、それぞれに違和感があり、ページをめくる手が止まりませんでした。
パタンナーとモデルという、トップクラスの2人が偶然の再会からはじまる不倫の道を歩んでいくことにメインの登場人物の葛藤が表され、心が苦しかったです。
ヴィクトリアミランが出てきた時にはこれが題名に!?となりましたが、下巻の後半から徐々になぜこの題名なのか納得出来ました。
そして、最後の貴斗と梓の会話のシーン。ここで泣いてしまいました。
教会でシスターが話している所から2人が同じ墓に入っているという描写も素敵で号泣しました。ぜひ一気に読んで欲しい作品です。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!