鬼滅の刃
」のレビュー

鬼滅の刃

吾峠呼世晴

原作至上主義!

ネタバレ
2023年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ※注意※ネズコかキブツジムザンかどちらか(両方?)の名前の漢字が投稿できない文字のようです。何回もエラーになって、カタカナにしたら大丈夫でした(汗)

吾峠先生の絵は大正時代・鬼・剣士という設定にめちゃくちゃ合っていると思います!浮世絵的というか、絵草紙っぽいというか。
大正時代という時代設定がすごく好きです。和と西洋文化が入り混じって、古い価値観と新しい世界がせめぎ合って、華やかなようで混沌としていて。。。間(あわい)の時代というイメージ。そんな時代背景が人と鬼の間で揺れるネズコの存在を際立たせているように思います。
主人公たち・味方キャラの魅力はもちろん、敵の鬼たちも魅力的なのがいいです。人間だった時の性格や執着が能力に反映されているのがおもしろい!思わず同情してしまうキャラもいれば、『お前、人間だった時から最低だな?!』というキャラも。
『敵にも事情がある』的な展開は、下手をすると主人公サイドの正義感が揺らいだり、どちらに感情移入していいかわからなくなったりすることもありますが、本作の場合、例の(!)パワハラ支配者のおかげで『鬼にとっても倒すことが救いになる』と信じられるので、もやもやせず主人公たちを応援できます!
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