このレビューはネタバレを含みます▼
物語は素晴らしく、引き込まれ、この本にしかない魅力がありました。
夢中で読みました。
非常に個人的な感想で申し訳ないのですが、
私は子供がいる母親なので、どうしても子供に感情移入してしまいました。
最後の最後、物語なのでフィクションとして子供を亡くしてしまうのは仕方ないとしても、我が子以上の存在など、絶対に存在しないので、主人公に全く共感できませんでした。
我が子を失えば、この世のすべてを持ってしても代わるものはありませんし、ましてや愛や恋なんて絶対に出来ません。
時間が経てば少しずつ悲しみは癒やされてゆくのかもしれませんが、、、直後はない、絶対にない。
男性だったらあり得るのかな?このお話を書かれた作者様は男性?お子さんはいらっしゃらないのかな?
と最低ながら読了後まず思ってしまいました。
あくまでも物語、そういった意味ではどんな作風もアリな私ですが、どうしてもどうしても子どもが関係してくるとダメなんです。
申し訳ありません。本当に素晴らしい作品だと思いますが、読んだことを後悔しましたし二度と読みたくありません。
あまりにも登場人物が魅力的で、心から二人が幸せに結ばれることを祈って読んでいたので、もっと子どもが関わらない方法で幸せになってほしかったと心底思ってしまいました。
結末以外はあまりにも素晴らしかったので残念でなりません。
読了したのは半年以上前なのにレビューを書く気力もなく、本棚を見るたびに思い出し心のなかで悶々とする日々だったのと思い切って正直にレビューを書いてみました。
私個人の感想です。長い苦労をかけて作られた作品を批難するようで本当に申し訳ありません。