多重多角人間模様の面白さ。

作者さんすごいな天才か。人間関係をいろんな角度から見ることによって様々な化学反応が起こる面白さ。構成力の高さに関してては、昭和２４年組にも勝るとも劣らず。今時、少女漫画界にこんなすごい作家さんがいたんですねえ！今までジャンルと作画だけで避けてきた自分を恥じましたよ。内容に関してはＳＳＳ級の面白さです。恋愛要素要らなくない？て思うくらい展開が面白いんですよね。ちょっと失礼ですけど、美麗作画でなくともこんなに表情って魅力的に描けるんですね、という感嘆。現在１４巻で今まで恋愛を遠ざけてきたヒロインやメインキャラに恋愛要素がちらほらする辺りなんですが、男の好みが１ミクロンも合わねー(笑)。蓮もショータローも１ミューも好きなところがねー(笑)。ショータローに関してはただの悪ガキで論外だし、蓮は蓮で自分の仕事にポリシーがあるのは構わないけど、復讐がキッカケというヒロインに上から目線で自分の価値観押し付けるなや、という嫌い要素しかなくて、全然ヒロインの恋に共感できないし、応援したくない。どっちに対しても、こんなヤツ止めときな！て言いたい。キョーコとモー子さんの微笑ましい初親友やりとりのとこは本当に可愛くて、めちゃめちゃテンション上がった。ち、違います、百合みたいで可愛いなんて汚れた目で見てないです！普通に初めての親友同士で可愛いなーの気持ちです(必死)！最終巻までワクワク楽しみです。