言葉のセンス!他にない絵本感覚ポエムあり





2023年5月30日
「お月さまって光でピアノが弾けるのね」、砂時計に対する素敵な捉え方、「光の背びれにつかまっている」、言葉の使われ方と描かれている世界のマッチ!「黒いお盆」「(××)忘れて」「一緒に踊る」の感性、私には無い感じ取り方だけどいいなぁと思った。懐かしい「ヨモギ餅」、ホントは漫画なのだから絵で葉の形状、茎の出方を、描いて欲しかった(野で見分けるの難しい)。フクロウのホルヘ、乾杯糖(ここはカラーが欲しいところ)、ジワリ良かった。親猫と子猫の見分けが難しい。話の中で区別するしかない。伝承風の話は「小さなお茶会」の世界観に似合ってた。星の話が最も印象に残る。設定も会話も。変身の回も良い。別作品に仕立てても良かったのでは?埋もれてしまった感じが。。。かるめ焼も、また懐かしさ溢れた。もう一つの出色の話が、物覚えの蛇の泉の辺り。彼ら二人(匹)の関係、透明な光を受け取った。アンモナイトに入っての思索のさすらい、これもめちゃ良い。出会いとめいめいの思考、謎への取り組み方、いいです!
羽根、磁石…発想の拡がりが、一緒に夢を見させて貰った感じがした。脱皮のこと、新しい体のほうのこと、また、森や土のこと、遊び仲間の兄弟猫の受け止め、まるで小宇宙。
最後までほとんどの話、日常を突き抜けたファンタジックワールド。言葉も絵も発想も独特の持ち味。
二人のお茶会は、ほぼずっと家の外で新たに出会うキャラとのストーリーが多かったけれど、終盤戦は今度はキャラのプラスアルファが二人の家の中で起こる。そしてお茶会は新たな顔。その流れを生かし、拡大均衡しつつの、締めくくらせ方に持っていった。もっぷの職業が巧みに絡んでいい感じの余韻が。
ずっと毎日少しずつ読んできたが、途中、同じようには歩めなかった話も。それは、同じようなのばかり(一本調子)では構成の上で飽きるだろうから、良かったのかもしれない。しかし、迷いもあったのだろうか。
擬人化は、難しいシーンも力業で説得された。
唯一、猫ちゃん達と認識させられたのは、香箱座りのみ。そこが、猫ちゃんらしさを追求しなかったから良さを出せた作品とも思え、両刃、なのかも。
羽根、磁石…発想の拡がりが、一緒に夢を見させて貰った感じがした。脱皮のこと、新しい体のほうのこと、また、森や土のこと、遊び仲間の兄弟猫の受け止め、まるで小宇宙。
最後までほとんどの話、日常を突き抜けたファンタジックワールド。言葉も絵も発想も独特の持ち味。
二人のお茶会は、ほぼずっと家の外で新たに出会うキャラとのストーリーが多かったけれど、終盤戦は今度はキャラのプラスアルファが二人の家の中で起こる。そしてお茶会は新たな顔。その流れを生かし、拡大均衡しつつの、締めくくらせ方に持っていった。もっぷの職業が巧みに絡んでいい感じの余韻が。
ずっと毎日少しずつ読んできたが、途中、同じようには歩めなかった話も。それは、同じようなのばかり(一本調子)では構成の上で飽きるだろうから、良かったのかもしれない。しかし、迷いもあったのだろうか。
擬人化は、難しいシーンも力業で説得された。
唯一、猫ちゃん達と認識させられたのは、香箱座りのみ。そこが、猫ちゃんらしさを追求しなかったから良さを出せた作品とも思え、両刃、なのかも。

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樹多 さん
(女性/50代) 総レビュー数:1678件
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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件
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-KY- さん
(女性/50代) 総レビュー数:1件