勇者に全部奪われた俺は勇者の母親とパーティを組みました!
久遠まこと/石のやっさん
このレビューはネタバレを含みます▼
ハーレムは苦手ですが、女性の方が承諾というより積極的に迎えるならあり!17歳で年増、50歳くらいが寿命の世界で、主人公はパーティを組んでいた幼なじみのお母さん(訳あって奴隷落ちしていた)と結婚します。主人公は転生者で元は40↑だったので若い子はロリに見えて、20後半からじゃないと魅力を感じない。この世界では「ババコン」です。設定がすばらしい。ちゃんと前世の42歳+こっちの世界14年の精神年齢設定も活きているし、転生したからと若い子にいかずに真っ当な(自分の年齢を加味した)恋愛対象年齢です!しかも包容力は求めていますが 自分に対する「母性」(※子供扱い)を求めてはおらず、むしろセレスくんがご飯作ってあげたり大切に接するところがとてもいい!30前後の静子さんはとても魅力的ですが、おばさんだからと卑下しているところがかわいいです。主人公に優しくされ愛されて、大切に扱われ愛される喜び・女としての喜びを知りセレスくんの愛を受け入れるところもいいです!これは息子の友達だろうと落ちるなと納得させられました。今後は村に帰って、静子さんの元のパーティメンバーと組むことになるのかな?静子さんが自分でみんなとの誓いを果たそうと「セレスくんなら4人が妻になっても……!」という姿勢なのでハーレムでも一味違っていいです!ちなみに、追放系でセレスくんが勇者パーティの雑務をこなしていたので追放後の勇者パーティはボロボロ。セレスくんは父性で彼らを心配している感じです。静子さんは元S級冒険者。なぜS級冒険者が村で母をしていたかも説明されていて良いです。なぜ奴隷に落ちていたかもわかります。
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