せいせいするほど、愛してる
」のレビュー

せいせいするほど、愛してる

北川みゆき

男性陣は★5なんだけど

2013年6月7日
この作者さんの描かれる作品のヒロインにほぼあてはまることなんだけど、考え方がとても幼稚!
中学生や高校生じゃああるまいし、道ならぬ恋を選んだ上で貴方は覚悟を決めなきゃいけない!
なのに、自分から何度も手を放し、すぐに追いかけてもらえなければ泣きわめく…
今どき、こんなことするのはせいぜい高校生くらいまで。
いっぱいいっぱいになって本命の彼に来てもらえずどうしようもない時、ほかの周りにいる男性にすがってしまう、そしてつけ入れらる、の繰り返しでそんなヒロインに対し、はじめはイライラするは腹は立つはだったが、だんだん呆れてどうでも良くなってきた。
が、恋愛漫画なので、周りにいる男性陣は当然の如くヒロインに惹かれている(いく)。
確かに放っておけない雰囲気があるんだろうけど、私から見ればやはりただのバカな女の子。
『罪に濡れた~』や『魔女は~』のヒロインもそう!
ところが、 バカなヒロインに対して男性陣は素晴らしい。
ブレない、頼れる、そして強い、バカなヒロインに惚れた弱味からか一生懸命にヒロインをそのうでの中に掴みに行く。
今どき、若年ながらこんな夢のような男性はなかなかお目にかかれない。
女性が憧れる理想とも言える男性像。
せっかく絵もキレイでストーリーもまずまずなんだからもう少し自分の足で立ち上がるヒロインが見てみたい。
これが中、高生のラブなら許せるけど、社会人や大学生ならあり得ない、というか納得出来ない。
何度もヒロインがバカなせいでグダグダの繰り返しで話を引っ張る必要はないだろう。
何作品か読んだ物が全て過剰なグダグダ感が拭えないので、北川さんの作品はもう読まないと思う。
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