月下の君
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月下の君

嶋木あこ

光源氏と紫の上の現代への転生物語

2013年6月7日
転生前の記憶の場面と現代の場面を織り混ぜてあるので、少し混乱することもあるけれど、源氏物語を読み返して再度読んだら割りとすっと入って来ました。
源氏物語は割りと馴染み深い、特に紫の上の話はよく知られているところなので、数回読み返してみたら頭にすっと入ってきます。
少し余談になりますが、私の場合、仕事柄、文学と切り離せないため、今回は源氏物語を全て読み返しました。
学生時代に読んだ以来なので、時間はかかりましたがやはり、源氏物語は日本が誇る名作です。
現代風に言えば、何もしなくても女が寄ってくるタラシのエロチックな武勇伝話なんですがね……
そこは一応王朝文学なので、もっと高潔に……
ただ、一度目で解りにくいのはご指摘の通りだと思います。
マンガとしてはそこがややマイナスなので★4つ。
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