このレビューはネタバレを含みます▼
1巻ではイマイチ読み切れない部分もあった理央の心が、2巻ではちゃんと素直になれていてよかった~~~~!!!!二人のお互いを想うがゆえのすれ違いにみぞおちがギリギリしましたが、仲直りした後の学校祭のシーンで「もしこの先~」と理央が絢斗に言ったシーンは「そうだよな!!!!!!そこに惚れたんだもんな!!!!!!!!!!」と心の鼻息が荒くなりました。たまたま体質的に許されるから側にいられるだけなんじゃないかって理央は理央なりに不安だったんだな…とか、だから無臭男の登場で焦っちゃったのか…とか考えたら、このピアスバチバチ筋肉ゴリラ改め頑固一徹ひねくれ自己中ゴリラ…。ゴリラって繊細で優しいもんね……(そうじゃない)。絢斗も泣き虫君だし不安に押しつぶされそうになりながらも、自立しようと行動したりちゃんと言葉にしようと努力したりで芯の強さが輝いて見えました。匂いで散々嫌な思いをしてきて現在進行形で苦労してる絢斗が理央のおかげで少し生きやすくなって、そんな足枷を外してくれた理央に対して「匂いがなくなっても」なんて本当に眩しい。お互いが一緒にいるための未来を二人で掴んでいこうとする姿が本当に本当に尊いです。すき。あと、暗転でのキス最高かよ…ふう……って健康になった後に、乱れたリップ移ってるの見せびらかしながらの濃厚な舐め取りおキッスシーンで口角吹っ飛びました。雄のマーキングなんてなんぼあってもいいですからね。最後に夢野くん…。こーれは強欲オタクが大好きな当て馬救済スピンオフを願わずにはいられない。おめーみたいないい奴には、それに見合ういい男が必要だよ…!!!!