このレビューはネタバレを含みます▼
冒頭ではヒロインが中身の空っぽなビジュアル重視のあざと系女子っぽかったので「うわっ、 この子苦手だわ〜。」と思っていたのですが、目の見えない官能検査師であるヒーローに出会って、本当に大切なことに気付き自分を見つめ直すことによって、どんどん素敵な女性に変化していったので、好感が持てるようになりました。
この作品を読むと普段自分がどんなに見た目の情報に頼って生きているかが浮き彫りになりますね〜。もっと五感を研ぎ澄まして、見た目にとらわれずに本質が見抜ける人間にならねば、そして自分自身も上辺だけを取り繕うのではなく、しっかりとした中身のある素敵女子になりたいな〜と思わされるような、気付きのある一冊でした。