このレビューはネタバレを含みます▼
青年実業家の井藤×古いアパートの管理人・佐那。大学進学費用を稼ぐために小さな花屋に住み込みで働く佐那は、花屋の移転を機に常連客の井藤の紹介でアパートの管理人に。花を介して親しくなり、やがて告白されて付き合うことになっても、佐那には井藤に言えないある秘密が。「プロポーズは花束を持って〜きみだけのフラワーベース〜」コミカライズ版、原作は未読。清楚な佐那も清潔感ある井藤も品があって、絵の可愛らしさも相まって甘く爽やかな雰囲気でよかった。花が好きで一生懸命な佐那がとっても可愛い。佐那の秘密は予想できるものなのでどうなるかワクワクでしたが、佐那側の家庭事情がさらっとしてるのでもうちょっと重みが欲しかったな。複雑な立場の兄を家族がどう受け止めていたのか(特に母親)曖昧だし。兄と井藤の確執も可愛いものなので肩透かし感はあるけど、イメージ通りの優しく柔らかいお話でした。お花がいっぱいでいい香りがしてきそう。私的にアパートの住人がいい人達で和みました。兄と乾のスピンオフとかありそうだなあ。
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