解雇された宮廷錬金術師は辺境で大農園を作り上げる~祖国を追い出されたけど、最強領地でスローライフを謳歌する~
YUTTOU/錬金王/ゆーにっと
解雇後の上司糾弾のときの設定に無理が……
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
食糧難の改善を(仕事はこなしている)していたら、土いじりしているからと解雇された錬金術師の話です。「どう品種改良するのか」と思って読んでいたら、もうすでに改良された肥料や種を持ち込んでいて育てていました。チートっぽかったり、村の救世主的な書かれ方としてはインパクトはありましたが、「もう改良された後かー」とちょっと物足りなかったです。この後に土地にあった改良するのかな? あと、本当は皇子に食料事情の改善を期待されてしていたのに、上司の独断で解雇されたと判明します。そこは、「え、さすがに上司が知らないとか、それはありえなくない?」となりました。皇子が勝手に期待していたならあれですが、任せていた・周りを説得して軍備拡張したなどの口ぶり的に皇子は改良の件は仕事として認知していた感じを受けました。極秘で行ってたの? 仮に本当の無能だとしても上司も王宮勤めの管理職だよね?お互いに報連相できてなくない?皇子が勝手に期待していただけで周囲や部下(上司)に「こいつに品種改良任せてる」って言わなかったってことだよね?上司はそれを知らない様子だったから「あいつは希望だったのにどうしてくれる!」と叱るのおかしくない?「部下の何を見てる」って……先にちゃんと皇子が「任せてるから」って言いなよ……となりました。「独断で解雇させたこと」自体を怒るならわかりますが。主人公がやめさせられる時に、「皇子の命を受けてる!」って言ってないですし……なんで上司は怒られてるの? 主人公は実は有能&上司を無能のワルモノのお約束展開にかきたいように見受けられますが、考えるとおかしい気がします……。 ほんと、途中まで展開が面白かったのに、上司と皇子の会話で一気に「……え……いやいや」となりました。自分の読み込みが浅いのか間違っているのか……今のところ糾弾シーンへのハテナがすごいです。2巻以降で「なんで上司が知らなかったか」または「皇子が上司に言ってなかったのか」がわかるんですかね……?
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