幸せいくらで買えますか?
」のレビュー

幸せいくらで買えますか?

宇佐美真紀

ほんわり~温かい!

ネタバレ
2013年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 突然、天涯孤独になった資産家の女子高生。
親が世界的なバイオリン奏者とピアニストの一人娘は、親の存在が大きすぎて音楽から退き、祖母と生きていたのに一人になって、ただ資産が沢山あるなか親戚達が引く手あまたの『家で引き取る』だったけれど、法的に後見人になったのは全くの赤の他人。
でも、この後見人の彼のほんわりした人柄に包まれて、後見人自身も世界的ヴァイオリニストとして復帰、彼女はデザインの学校に行っている。離れていてもお互いを想いあって大切にできる、温かい作品でした。二人には絶対に幸せになってほしいです。
表題『幸せいくらで買えますか』は、資産の為に親戚たちがこぞって彼女を引き取ろうとした時、現れたのが亡くなった祖母の遺言状とヴァイオリンしか持たなかった彼。そこからなんでしょうね。
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