溺愛王子の執愛
」のレビュー

溺愛王子の執愛

いさき李果

褐色肌&黒長髪の王子さま!

ネタバレ
2023年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●いや〜…ネザークのビジュアル好きですね…。こちらの作者さん何作か拝読してますが、独特の絵柄が醸し出す色気がとても好きで、本作は絵柄にめちゃくちゃマッチしてたと思います。えっちなシーンを「濡れ場」と呼びたくなる。あからさまな描写はなくて控えめですが、色っぽいのです。
●「ここはもう“あの世”だ…」と思い込んで、言葉も通じない相手から与えられる快楽に身を任せたヤヒロ…迂闊すぎん?!?!せっかく覚えた日本語を「とっさに出てこなかったんだもん」と言い訳するネザークもヒドイ(笑)そういうわけで、ファーストコンタクトでえっちしてます。
●実は幼い頃に出会ってて…という背景はわりと序盤で出てきて、お互い認識します。その後、ネザークからの“求婚”が続くわけですが、そんなに強引ではないところが好きです。ヤヒロの気持ちをちゃんと待ってくれる。ヤヒロの方は、結構早くから絆されてるんですが、国や立場の違いが引っかかってしまい、踏ん切りがなかなかつかない。
●幼い頃の出会いがその後のネザークの考え方や生き方を変えた…というエピソードがとても好きです。ヤヒロも別れ際のネザークの表情を覚えてて、もうあんな顔させたくないなぁ…と考えてるのが良い。
●第一・第二王子絡みのトラブルはすんなり解決しますが、その度に二人の想いが強まります。結局は、戸惑うヤヒロを財力とドヤ顔で自国に囲ってしまうネザークですが、ヤヒロもまんざらではなさそうで、何よりなエンディングでした。
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