兎の森
」のレビュー

兎の森

苑生

作者のただ者ではない感

ネタバレ
2023年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 女親から息子への性的○○はあまり認知されていないかもしれない。お母さんが大好きだった環の心の奥深くをこんなにも傷付けて歪めてしまった罪の大きさを思うと怒りを感じます。環を救えるのは志井くん、君しかいないよ。どうか、どうか幸せになって欲しい。環のおかれた環境を思えば辛く切ないけれど、環のことが大好きでどんどん壁を破ろうと頑張る志井の可愛さと、作品中にちりばめられた男子中高校生らしいアホっぽさやユーモアがほっとさせる、とてもいい作品。早く3巻が読みたいです。


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