このキスは記事にできない【小冊子付き電子特装版】
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このキスは記事にできない【小冊子付き電子特装版】

西本ろう

本編も小冊子もとても良かった!

ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●150pt追加で12Pの小冊子。通常版と特装版が発売されるパターンは時々ありますが、特装版には当たり外れあるよな…というのが実感です。(選択できるだけ良心的なのかも。)ただ、本作は特装版を力いっぱいオススメしたいです。“両想いえっち”です!本編には描かれてないので!しかもこの絵で!(作者さんの絵、好きです!)
●本編もすごく良かったです。最初こそ「芸能人とパパラッチ」の関係でしかなく、真夏斗にお酒を飲ませてあしらうだけのつもりだった龍。良くも悪くもバカ正直で素直な真夏斗の言葉や表情に心惹かれる。その時間は龍にとって特別だった。龍の方が真夏斗を必要としていく様子が良いです。
●真夏斗の方はお酒で朦朧としたまま抱かれてしまったわけだけど、その出来事、彼女のこと、龍自身に対してもめちゃくちゃ真摯で、本当に真面目なやつです。何かにつけ流されすぎではあるけど、そこをちゃんと反省して向き合おうとする真面目さがいい。
●二人の仕事に対する思いの強さも描かれて(龍は演技、真夏斗はカメラ)、その思いや悩みを二人がお互いに吐露する車〜海の場面も好きでした。そんな互いの姿を見て、また惹かれてしまうという。龍は本名を真夏斗に伝えて…あー良いですね…
●車内でのキス、龍はわざと撮らせたんだよね…事務所への反抗?もう自分を偽りたくないと思って…?でも結局、真夏斗を守るために事務所に屈した。もう、龍の真夏斗への気持ちは本物になってる。そして真夏斗の龍への気持ちも、明確に形になってく。
●ファーストコンタクトで「いつかお前を撮らせて」と口走った真夏斗の言葉が、最後に実現してるのもいい!暴露写真(?)を展示しっぱなしで出かけたアメリカから帰った後、事務所や世間の反応はどうなってるのか…そこは想像に任されています。個人的には、マネージャー木戸も彼なりに龍のこと大切にしてたと思うので、何らかの働きを見せててほしい!
●そして最後に小冊子ですよ…もうホント、オススメです。良かったです。
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