幻のかなた
」のレビュー

幻のかなた

ダイアナ・ハミルトン/紅迫春実

うーん

ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ この漫画の面白くないところは「全ての謎やわだかまり、諍いや揉め事が、ヒロインだけ蚊帳の外にされた状態で、ヒーローから勝手に解決しておいたよと聞かされて終わり」なことですね。作中ずーっとヒロインはひたすら仕事してるか、伯母と従兄弟と家政婦に嫌味言われてるか、ヒーローに拘束されてるかで、ただただ蚊帳の外。あんなに自分を犠牲にして家族を守ろうとしてたのに、肝心の家族は誰一人ヒロインに感謝どころか、「伯父が入院する原因を作り、しかも入院中に男とイチャつき、従兄弟の心配もしない恩知らず」と思ってる。ラストの家政婦の態度からすると、そんな秘密主義でヒロインを搾取子として扱ってきた伯父一家は、ヒロインのいないところでヒーローと和解して、ヒロインへの態度を改めることにでもした?んでしょうかね?一番大事なシーンのはずだけど、描かれずに終わり、替わりに延々描かれてるのは「ヒーローとヒロインがヤるヤらないとごちゃごちゃする」シーン。それはどうでもいいよ、重要なのはそこじゃない!とイライラしました。最後まで不愉快な話だった。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!