かつてそれは愛だった【タテヨミ】
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かつてそれは愛だった【タテヨミ】

水無月ソラ/いちふみ子

うーん。て感じ。何だかな。

ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 妹真里亜ばかり親から可愛がられ常に欲しいものを得て育ち、半ば何も求めず諦めネガティブな考えの加奈子。親が毒親、育った環境が悪かった。学生時代に自分の似てる辰雄を好きになり、好きな結婚相手だけは妹に取られないよう注意してたのに。加奈子を思う後輩ストーカーが裏で真里亜を操り辰雄に積極的にアピールさせ、派手なタイプは苦手だったはずの辰雄が真里亜と不倫。出会った当時と違い辰雄がクズだった。でもそれが本性だったんだらろうね。加奈子への愛は安定、真里亜への愛はトキメキかな。辰雄に加奈子が見えなくなる催眠術をかけた?それとも罪悪感で見えない?⇨ここ謎。説明がない。辰雄だけ加奈子が見えない聞こえない、側にいるのに無視、そんな状態が続けば真里亜にどんどんはまってくし加奈子への思いは薄らいでいく。現に全然探さないのもおかしい。とうとう住む家で加奈子の目の前で真里亜の方が好きと言い関係を。夫婦関係は終わりあっさり離婚。この時点で残念だけど真里亜を選び加奈子は切られた。内容が普通じゃないくてビックリ!可哀想過ぎ。加奈子を得る為の佐竹の執着愛が怖すぎ。悲しくて寂しい時に優しく支えられたら誰かに求めて貰うことで自分の価値を確かめる意味で受け入れてしまう。離婚条件として復讐も兼ねて辰雄の隣の部屋に住む。そして真里亜子と辰雄が別れるのを盗聴して確認、不倫したカップルはやはりうまくいかない(笑)自己中な妹は佐竹を最初から好きだったと言い出したし終着、加奈子も辰雄と真里亜が別れたので会い来るけど撃沈。佐竹は加奈子命だから無理。ざまあ(笑)そして加奈子も辰雄に会いに行き、わざと残酷な突き落とす言葉を吐き、隣で佐竹と暮らしてると幸せアピール、辰雄が傷つくのを喜んだ。皆んなが歪んだ愛。可愛さ余って憎さ100倍。ありそうで中身がない。でも読んでしまう(笑)最後までまたもな人間が出てこなかったな。もっと真里亜と辰雄がどん底に落ちるとこ見たかったな?その点が物足りない。加奈子が主人公って言うより、佐竹が主人公みたいな話しだった。原作も読みましたが同じ感じ。ハッピーエンドと理解していいのか?どうなのか?読む人の判断かな。
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