愛をしらない竜騎士と、ひとりぼっちの半獣人
」のレビュー

愛をしらない竜騎士と、ひとりぼっちの半獣人

本穣藍菜/三倉リョウ

もやる

ネタバレ
2023年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 754頁の大作。(安いね)
いや、全体としては悪くないンだけど、、
基本的な設定の部分にムリがあり過ぎる。

たとえば、忌み子を孕んだ母子には、親でさえも援助できないってことが、すごく厳密なルールのように書かれてるけどね。実家からメチャクチャ援助して貰ってるよね?
まずガッツリと家を建てて貰ってる。小さくて見かけだけは質素だけど、仕掛けだらけの高級仕様だし、30年も燃え続ける燃料石(もちろん超高価)を幾つも貰ってて、書籍もドッサリ貰ってて、内緒の武器庫もあって、そこにはドッサリ特別な武器や高価な品々が詰め込まれてる。ちょっとした城くらい買えそうぢゃん? それなのに、万一の時に備えての金銭が全く与えられてないって、なんか変じゃない? 私なら、怪しまれない程度の小銭大量と高額貨幣と宝石類も置いていくけどなぁ。
それとか、あとになって両親が実は正式に結婚してたので〜す、って突然、証明されたけど、それって立ち会った神官だって知ってた筈でしょ。そこはどーなってるの?
何より変なのは、サラマンダーは自分のウロコを持ってる人のところに飛んでいける設定。うん、それはいいけど、なら、どうやって最初に、子供の父親にウロコを渡したのかな? だって、彼が居なくなってから出会ったサラマンダーなんだし。サラマンダー以外で連絡とりようもないんだし。まぁ祖父にもウロコ渡ってるけど、それは国内だから良しとしても、ならお小遣いだって貰えるよね?
そして、あそこまで警戒してたのに、父親は執政を引退した途端に、長年 誰にも秘密にしてきた『絵姿』を堂々と壁に貼る。 必殺必滅の隠密部隊が多数 暗躍してるの分かってるのに。で結局、殺される。
また、あそこまでサポートしてくれた祖父に対して、今でも調査とか頼んでるのに、国を出たことすら知らせないとか。
そして最後。ドラゴンなら種族や性別に関わらず孕ませられる設定が発動し始めたところで唐突に終了する。

意味わかんないことが多すきて、モヤる。
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