このレビューはネタバレを含みます▼
大好物の兄弟ものが大好きな作者さまの手によりどう料理されるのか期待度爆上がりで早速購入。作者さまらしく可愛い幼少期もあり優しいお話でしたが、義理兄弟ものには欠かせない背徳感がなく正直物足りなかった。第三者が全く絡まず安心安全なふたりだけの世界で完結しており緊張感や深みも広がりもない。ブラコンで押しに弱い兄と黒髪雄み溢れる積極的な弟はキャラや過程もありきたりで目新しさはなく、兄のおせっせの途中で体が強張るよくわからない設定は作品の個性としては弱すぎる。なんというか画力の良さで押しきられた印象しかなく、目ヂカラや顔面の美しさなどは眼福もので見惚れてるうちに読み終わってるとかある意味スゴいことだけれどそれだけでは足りないのよ(笑) 本作は残念でしたがまた新作が出れば買っちゃうので☆3。