ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】
            
            セキモリ/クレイン
            
            
                
                                    
                    
                                
                
                
                
                
                                    
                    
                        
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                                                            アリスのララへの一途な想いにただただ心を打たれました。
古竜との戦いで自分を助け、ララが命を落としてしまったときの計り知れないほどの絶望。
そんななか、復讐を果たすまではと過酷な鍛錬をし、数年後に仕留めた古竜の腹から石化したララを見つけたときの言葉にはできないほどの想い。
そして、ありとあらゆる方法を試し研究を重ねても、石化を解くことができないまま十数年。。
果たして本当に石化は解けるのか、それは自分が生きているうちに解けるのか。。またしても先の見えない状況に絶望に打ちひしがれ諦め疲れ果ててもしかたないのに、アリスのとった行動は「ララが想い描いた優しい世界を創る」こと。
いつか目覚めたときにララに喜んで欲しい、その一心で創りあげた街は、喜びに満ちた人であふれ、誰もがアリスに感謝を捧げる素晴らしいところになったけど、明日こそはと願っても一向に目覚めない状況は続き、一番喜んで欲しいララの笑顔を自分が生きてるうちに見ることは叶わないかもと、それだったら、自分がララのために生きた証を残そうと、建造物などに自分の名を遺すことにしたアリスの想い。。涙がとまりませんでした。
今、ようやく目覚めたララとアリスの物語が動き出しましたが、まだ戸惑い気味のララに1秒でも早くアリスの一途な想いが伝わってほしいと願っています。
ストーリーだけではなく、絵もとても素敵です。可愛らしいララとカッコいいアリスから目が離せません。
とにかくオススメです!
                                                    
                     
                                
                
                                            
                        
                    
            
                
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