このレビューはネタバレを含みます▼
人間のミキと、人ならざる者のシロ。食事を与える者と摂取する者としての契約をきっかけに、共に暮らすようになります。とはいえ人間同士の同居と大した差はなく、穏やかな日常を過ごしていきます。けれど、そんな普通の生活の中で二人の感情はどんどん変化していき…。とにかく二人の心情の表現がとても素晴らしい作品でした。相手を求める気持ちは単に性的なものではなく、かけがえのない存在への愛情に溢れていて、その空気感にどんどん引き込まれました。だからこそ二人の情事シーンは愛と幸福で満たされていたし、色気を感じたのかな。あー、泣いた泣いた。タイトルの意味を知って感動してしまった。本当に素晴らしい作品でした。