人狼彼氏と愛の蜜
」のレビュー

人狼彼氏と愛の蜜

西門/金ひかる

そんな都合のいい話ってある?

ネタバレ
2023年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3作目から先に読んで、シリーズ2作目のこちらを読みましたが、3作目から読む方が正解じゃない?って思いました。3作目はこの話の1年前から始まっているので時系列もわかりやすいし、ルーカスの抱えてる問題もわかる。
ところで、人狼の番を探してる北欧の強い力を持った当主ルーカスと人狼としての力が弱い人狼は力の強い人狼と番わないといけない掟のある日本の人狼、郷(ゴウ)が偶然出逢うことってあるかね?なに、このWin-Winな関係は?それこそ運命だからってだけじゃ片付けられないご都合主義では?
あと、挿絵について。金ひかる先生は、垢抜けない田舎の純朴な青年を描かせたらピカイチだと思うんだけど、小説の中でゴウは180センチ近い高身長に自身がモデルになれそうな外見って描写があるのに、絵がそぐわないんだよなぁ。正統派なイケメンは先生の絵柄には向いてないよ。つまり、相性悪い。
読み手が想像する人物像と挿絵が乖離しすぎてて、そのせいもあってレビュー低いんだろうな、って思う。
それから、西門先生の作品3作品読んだけどワンパターンなんだよね。大体攻めキャラが言葉足らずで受けの子に勘違いを起こさせてすれ違い。受けの子は純朴そうなのに、ベッドの上では積極的。それに煽られた攻めが、あんまり煽るなよ、と応戦。受けの子は、奥を突かれるのが好き。攻めは普段優しいのにベッドの中では言葉責め好きだし、泣かすまで意地悪しまくり。
大体このパターン。捻りとか応用なさすぎ。
全体的にまとまってはいるけど、高揚感はなかった。
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