このレビューはネタバレを含みます▼
作者様買いです。
戦前のアメリカの差別的な環境下での同○愛の話かと
軽く考えていた自分を殴りたくなる程の重くキツい話です。
今までの作者様の作品とは180度違います。
まるで一本の映画の様な、映像が脳内に流れてくる様な、
主役2人の別れと再会と再生の物語です。
怒涛の展開に尻込みしつつも最後まで読ませる設定、画力は流石です。
きっと2人は二度と離れずにあの混沌とした時代を生き抜いてくれると希望の持てるラストだったと私は思います。
本当に引き出しの多いこの作者様には脱帽。
どこまでもついて行きます!
最近の薄っぺらい(失礼)BL作品も嫌いではありませんが
やはりこれくらいの深みのある作品に出会えると定価購入にも躊躇しませんね。
好き嫌いはあるかと思いますが是非一読する事をお勧めします。