雪中の花は、軍神を偽る
」のレビュー

雪中の花は、軍神を偽る

岡達英茉/武田ほたる

作者様買いです

ネタバレ
2023年6月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙とタイトルから、シリアスな話かと思いきや、やっぱり岡達先生、随所に笑いどころがありました。ヒロイン(周囲には男性と偽っているけど)が軍神として召還される前に女手ひとつで育ててくれた母を亡くし、職場は倒産…と、現世に拘る理由を減らしつつ、世界史の塾講だったという体で軍神として期待に応える知識を持たす。たまに、異世界に転生なり召還されたときにチート級の知識でもって問題を解決していく主人公はいるけど、こちらは説得力があって成る程、と感心しました。
謙王と将軍で明依の取り合いなんてことも想像したけど、明依を飽くまで軍神と見ている謙王はそんなことになっても将軍には勝てなかったんだろうなあと思うので、あとは将軍が無事明依を落とすのを応援しようと思います。ま、時間の問題ですが!
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