このレビューはネタバレを含みます▼
βと偽っている、大学生でモデルの沙里とαの大河。出会って三日で、発情して互いのバース性を知り、番ってしまう二人です。でも、お互い惹かれたからこその首噛みだったので、始終甘々で、幸せエチもいっぱいです。どちらもαやΩであることに、複雑で辛い気持ちがあり、オメガバースの醍醐味は味わえますが、苦しくなるような展開はないので安心です。本人達はいろいろ悩みますが、周囲の理解はあり、第二の性から自分らしく生きていこうとしている世界観です。
途中に出てくる、大河と訳アリそうな、α×Ωの夫婦の先輩がいて、主役の二人より気になったんですね。やっぱり、そちらの二人のスピンオフが発刊されました。「最愛オメガに花束を」です。そこで、大河との因縁というか、訳アリの中身が明らかになってます。