青薔薇アンティークの小公女
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青薔薇アンティークの小公女

コリス/道草家守/沙月

優しくて引き込まれる話

2023年6月27日
別サイトで読んでいるせいか、何巻のどこまで読了かはイマイチ分からないのだけれど…とても好みの話。
人間味に薄く、他人に興味もなく、いつも笑顔だがどこか現実味の抜けた美しさをまとうアルヴィン。その様子にはちょっとした狂気すら感じるし、本人も何かを押し殺している感覚もなく、きっと何かが欠落している印象を感じます。
そんなアルヴィンにひと目見て気に入られた、所作の美しい花売りのローザ。
妖精という不確かで掴みどころのない存在を求め、お話がどう発展していくか…また、人間みのないアルヴィンの内に、ローザはどこまで入り込めるのか。
とても気になる。
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