このレビューはネタバレを含みます▼
「初恋のゆくえ」が面白くて、西門さんの本作ヨミホで読んでみました。仕事を辞めて実家に戻ってきたミノリと、隣でカフェを営むエイゴの話。エイゴが甥っ子のヒジリを育てていて、子育てもあり。サクッと読める。ミノリが職場でいじめられる場面は最近読んだ「片恋のスピカ」を思い出した。気になってしまうのは子育て描写で、ヒジリをミノリの親にほぼ毎日日中預けていて、いやいや保育園頼ろうよ…3歳児をそんな長時間預かるって、めっちゃくちゃ体力と気力いるよな…自分の子供ですら大変なのに、他人の子供を預かるって、預かる方も預ける方もどうかと思ってしまう…。しかもカフェ営業中にヒジリを返しに行ってるけど、いやいやいや、カフェ営みながら3歳児の面倒見れないって!キッズスペースあってリビングと繋がってるからいいってもんじゃない気がする…3歳児ってダメって言うことを必ずやるし、トイレもまだ1人じゃできないし、なんでも手に取るし口に入れるし。子供が小さい時は親がずっと一緒にいないとって、そりゃそれが理想だろうけどさ。働かざるを得ず保育園に預けざるを得ない私にはキツイ話でした。でも話は面白かったです。エイゴがミノリを好きな理由がもっと欲しかったなー、可愛かっただけっぽい感じだったからな。