国王陛下、私のことは忘れて幸せになって下さい。
」のレビュー

国王陛下、私のことは忘れて幸せになって下さい。

ひかり芽衣/カロクチトセ

お話は深いテーマ、所々稚拙な部分あり

ネタバレ
2023年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛とはなんなのか、想い合っていても一緒にいられなくなる時どういう選択をするのか、血のつながらない親子の絆とは。人はギリギリの選択を迫られ時に逃げたりしながらも歩んでいくしかない、そんな人生の無情さをヒロインの生涯を通して感じられる作品。シンデレラストーリーばかりじゃないよっていうリアルなところがよかったです。
残念なのは所々稚拙な部分があって冷めてしまいました。以下ネタバレ含みます。
ヒロインは王妃なのに出どころのわからないお茶を5年も飲んでいたのか?周りはチェックしないのか?お茶っぱって10年近くも保管できるのか?犯人はなぜさっさと証拠隠滅をしなかったのか?前王が亡くなった日にヒロイン家族が事故に遭って両親が亡くなっているのに調査がずさんすぎる。いくら前王急逝から未成人の新王誕生で大変だったと言っても、誰か怪しいと思う大人はいなかったのか?登場人物がほぼ全員本音を隠して核心に触れないまま、ちゃんと話し合っていない。自白剤ってこんなにあっさり使われていいのか?証拠がないから治験完了前の命に関わるかもしれない自白剤で吐かせようなんて判断が王の一存で決められていいのか?自白剤を安全量使って思った通りの証言が得られないからどんどん量増やして、錯乱してる対象がペラペラ話すことに信憑性があるのか?裁判は?自白だけで処罰するの?「〜はっはっはー‼︎」が演技くさい。
以上が引っかかり登場人物で好感をもてる人がいませんでした。
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