龍の夫―亡国の神―
」のレビュー

龍の夫―亡国の神―

須嵜朱

孤独な龍。

ネタバレ
2023年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ みなさまおっしゃられてますがえろくはありません。えろさはありますが笑
子どもみたいな孤独な人形も取れる龍と、どこまでも男前な人のお話です。
誰の名前も出てきてなくてえろくもなくてでも奥深く面白い。
そして私には十分これは恋愛に読めました。
読み終わった後にえ、もう終わり? もっともっとこの二人(?)のお話を読んでいたい! と思わせるお話です。
その人の方ですが、序盤の時点で龍の加護を疑い敵に勝っているのは我々人の力だと思っていて、それが後半龍の口から明らかになります。
しかも、加護かと思っていた王族の長寿も実は呪いだとか、龍は本当ならその国を滅ぼしにきたけどその国の姫が人で言う好きという気持ちになったために滅ぼすのをやめたのだと話します。
もうこの龍がわからんちんなんだけどどことなく可愛らしい! 軍人の王の弟である人がめちゃくちゃ男前! 大好きです!
二巻とかスピンオフとか番外編とか出たら書います!
思わず紙の本も買ってしまいました笑
しかも龍は実は今回生贄とされた人を子どもの頃から伴侶というか側におこうと決めていたとか本当に最後の最後の方に出てきて悶えましたね。
読んで損はないです。
是非読んでみてください。
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