このレビューはネタバレを含みます▼
見た方が良いかもです。試し読みの部分と後半では世界観自体がぐるりと変わるので。
<<以降ネタバレ含みます>>
試し読みの、キレイな男の子が「にゃあ」と言うところまで読んで、ナニコレ演技?それともガチのケモミミ?でもカチューシャっぽいし???となり、絵もキレイなので購入。初めて読む作家さんなのですが、とにかくタマの瞳がほんとうにほんとうにキレイで見入ってしまいました。
タイトルと導入部分で、風俗っぽいことをしている子の救済モノ、と思いながら読み始めたのですが、前半からなんとなしに不穏。
比喩表現の黒い粒、独居老人のセリフ、などなど。
タマが(矢澤さんといない時も)全くしゃべらないのも効果的でした。
それでも矢澤さんがタマをかわいがり、タマも矢澤さんとの時間をうれしく思っているであろう場面は本当に幸福感があって、
ぜひともそれで終わってほしかった・・・涙
役所の人としてタマを救済してハッピーエンド、なら、
最悪、最後は無事でしたっていうオチだったらどんなに良かったかーーー><
少なくとも悪いこと(自覚あるなしはわかんないけど)してるわけだから、何も無しではいられないだろうとは思ったけど、
それでもやっぱり、気づかれない転生よりも、生きてるタマに幸せをもっと感じてほしかったし、矢澤さんと愛を育んでほしかった。。
転生を描きたかったとのことなのでどうしたってこうなるんだろうけど、たぶんオチが分かってたら私は買えなかったとおもいます。
ただ、お話自体が稚拙だったりするわけではないので星は5。4と迷って5にしました。初読みの作家さんで、他の作品はこういう感じではないとのことなので、他のハピエンぽいものを読ませていただこうとおもいます。
だってほんとに絵が素敵だし!