このレビューはネタバレを含みます▼
絵は綺麗です。王子様とお姫様が出てきます。それだけで素敵〜って楽しめる人向けの作品です。
虫かぶりってどういうこと?本好きってことは虫干しと関係ある?とか疑問に思う人には向かないです。単にシンデレラの灰かぶりから引っ張ってきたんでしょう。…継母とか出てこないし、家族には溺愛されてる姫なのになんでシンデレラ?とか疑問に思う人には向かないです。なんかいきなり悪役令嬢が断罪されますが、悪役令嬢の本性を見せるために、溺愛されてる筈の姫が本人に何も知らされず囮にされます。舞台は大階段で、計算通り上手くいったからよかったものの、姫が怪我する可能性があったのでは?とか疑問に思う人には向かないです。悪役令嬢のルーツの土地で優秀なのは木彫り職人?銀細工ではなく?陶器の贋作とどんな関係が?とか疑問に思う人には向かないです。とにかく後出しのオンパレードで、王子が昔から姫のこと好きだったんだってよーって本来美味しい筈の素材もすごく雑に料理されて、ちっとも美味しく味わえないです。なんで姫が覚えてないのか気になってそこまではがんばって読んでみましたが、貴族しか使えない図書館に同年代の子がいて平手打ちしたことを覚えてないのにこれといった理由はなさそうでした。対人関係の記憶力がそんななのによくそれで外交の代理が務まるなとか疑問に思う人には向かないです。要するに私には合わなかったです。