テルマエ・ロマエ
」のレビュー

テルマエ・ロマエ

ヤマザキマリ

とにかく大変おもしろい!

ネタバレ
2023年7月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さんの作品を初めて手にしました。映画化された2本をテレビで拝見しあまりのおもしろさから原作を見てみたいと購入しました。アニメ化もされているとのことなので機会があればそちらも見たいものです。
画面は、学生時代にデッサンでお世話になった胸像さながらの人物たちで、漫画というよりはスケッチ集や石像のようでした。でもそこがいい!本当に古代ローマ時代を透明な何かで仕切られたこちら側から覗いているような感覚でした。お風呂だけでなく古代ローマ時代を味わえます。「ローマ&風呂、わが愛」と題した作者エッセイと思われるページ(全23)についてもとても興味深く読みました。(活字の小ささには注意が必要かも)
さつきとルシウスがどうなるのか、最終話の本当のラスト10数ページで終えてしまったのが残念であり、また、ハドリアヌス亡き後の新たな時代の欠片、始まりを端的に示しているようでよかったです。
現代に残る伊藤のみんなのお話が読めるとあり探しましたが‥残念。映画でも問題があったようですし番外編でも‥描いてくださる作者さんの尊厳が保たれ不利益にならないよう祈るばかりです。
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