未来で冷遇妃になるはずなのに、なんだか様子がおかしいのですが…
狭山ひびき/珠梨やすゆき
このレビューはネタバレを含みます▼
主人公がガチの世間知らずです。王女なのに侍女にドレスを買ってもらう、そしてそれを当然のように受け取ってしまう。なんならドレスがいくらするのかもわかってないかもしれない。自分の悲惨な未来を変えるための大切な夜を花火ですっかり忘れる、断罪シーンに立ち会っても何も理解してない、やる事が全部浅くて空回りするので読んでいてかなり苛々しました。だって主人公の行動が浅すぎて意味がないから存在理由が無いんです。全部ヒーローが一人でやれば終わるのに主人公がちょろちょろしてるって感じでむしろ鬱陶しいです。天然ドジっ子がお好きな方は楽しめるかも。あと設定が色々ガバガバです。主人公が虐げられてた理由もなんで??って感じでした。理由になっていないというか。ラストもびっくりするほどあっさり。ヒーローはちょい腹黒でイケメンだと思うけど、これを1200円はちょっとしんどいかなぁ…。
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