国王陛下は運命の乙女をはなさない 不遇な公爵令嬢は陛下と相性抜群です
佐倉紫/森原八鹿
このレビューはネタバレを含みます▼
不幸な過去から情緒が幼く純真無垢な令嬢と強く逞しい頼れる国王のラブしかないストーリー、楽しく読ませていただきました。偶然出会った二人が実は互いに運命的な存在で…と知るのは片方だけ、もう片方はそれと知らずにという展開やら、仕方ないとはいえ言葉足らずなところから始まるすれ違いやら(とはいえ言葉が足りてたらドラマにならない訳ですが)こういうの好きでしょ!?の詰め合わせでした。ヒロインの不幸な過去の真相を追う展開もありますがあくまでお話のスパイス程度な感じです。悪役の成敗も存外あっさり。ヒロイン実家のその後どうなったんだろ…。もう少し甘々なシーンも見たかったかな〜とか、えちーなシーンももう少し盛ってもいいくらいとか思わなくもないですが、主役二人の未来もお国の未来も明るい結末でしたので、気持ちよく読み終えることができました。文章中の記述と挿絵が違う箇所は、ん?となりましたが。
……それにしてもこの世界の魔法は便利すぎませんか!?(笑)いくら王侯貴族だけとはいえ……お湯沸かすような家事から堤防作るような土木工事まで!!さらに暗示のような精神に影響するものもあり、逆にこの世界の魔法持ちは何ができないの?笑
いいね