今まで読んだ中で1.2を争うレベルの好き！

生まれや環境のせいで最初は冷たく張り詰めた空気感.距離感で一緒になったふたりの何とも言えないぎこちなさ……ページをくるごとにそれが縮まっていき、試練を乗り越えた練と楓が互いに想いあい惹かれ合っているんだと最後ストンと落ち着くとこに落ち着く心地良さったらない！
その流れが本当に自然で、心情の伝え方や表情、間のとり方でグッと作品に引き込まれます。
作品の中でいつでも一生懸命まっすぐに駆け回る楓と、育ちのせいもあり言葉足らずでぶっきらぼうだけど優秀な若様・練のバランスが非常に良い。普段憎まれ口をたたいたり、感情を表に出さない練がふとした時に楓の事をすごく好きなんだなぁという描写がちょこちょこあり、ニヤニヤがとまりません。
獣人の世界観と文明開化中？の時代背景もすごく素敵で、ずっとこの世界につかってふたりの事を眺めていたいと思わせてくれます。
1巻、番外編と最高で…まさか2巻がでてさらにto be continue！ 最高です！！