このレビューはネタバレを含みます▼
主人公の宮野藍は誰もが認める男性が好むタイプの女性です。おまけに仕事も出来るし・・・。彼女を巡る四人のいずれ劣らぬ素敵な男性の大人の愛と赤裸々な欲の物語です。
作者の想いのたけを全てぶつけた恋の有りようです。
「大人の」ですから、皆さん、ほぼ期待通り読み応えのある展開になっています。
絵が美しく繊細で表情や仕草、心の動きまで丁寧に描かれています。
まさに極上の多重ラブ・ロマンスになっています。
想像ですが、藍の場合は相手の男性が「鏡」になっているのでは?それぞれの鏡に映る自分自身を見ている。それが魅力的な姿かどうか?
鏡になる男性もどんな男でも良いわけではなく、他の魅力的な女性が魅力的だと感じる男性しかだめなんです。
つまり魅力的な女性たちー>魅力的な男性たちー>自分が魅力的かどうか?
彼女にとって素敵な男性に魅力的だと思われ、彼らを惹き付ける力を持ってるかどうか?だけに関心があるのではないでしょうか。