このレビューはネタバレを含みます▼
400ページ以上ある大作を徹夜で一気読みするほど、面白く物語に引き込まれました。試し読みの部分が一番王子が横暴過ぎてつまらないですが、その直後から一気に面白く展開して行きます。不憫で賢い王子を応援したくなりますよ。
実は王子は毒薬と策略のため教育も受けておらず愚王でしたが、ある老人との出会いで、国や攻め、自分などの過去未来を知り賢王となり成長し成敗して行くお話です。
王子が前向きなので読んでいて清々しいです。そこからが攻めざまぁ展開ですよ!
攻めも腹黒の拗れて歪んでいますので、できればもっと学者さんと一緒に引っ掻き回して欲しかったです。
これだけの長編で謎解き、政治、二人の結末などをスッキリ回収することができる力量小中先生アッパレです!
オススメ以外無いです。やっぱり上手い作家さんはどの作品も最後まで上手く纏められています。