このレビューはネタバレを含みます▼
魔物に汚されたと一族に蔑ろにされ、
近づいても喋っても二言目には猿臭いと
罵られ、菜々緒はずっと救いを求めてた。
婚約者である若君でさえ、庇うこともせず、
ずっと素知らぬ顔で汚いものを見るように
扱っていたくせに菜々緒の素顔を見た途端の
掌返しに吐き気がする。
挙げ句、猿の面をつけさせていたからだの
自分が吐いた言葉も態度も暴力も
仕方がなかったみたいに正当化するし。
「私が救ってやるからな」とか馬鹿か?
菜々緒は、白蓮寺から出たことでやっと
救われ始めたんだ、邪魔すんな。