このレビューはネタバレを含みます▼
らくた先生の雨上がりシリーズが大好きすぎて、作者様買いしましたが、シリアスというか重い内容ときき、すぐに読むことができませんでした。
ちょっと気分の落ちた日に気分をかえようと恐る恐る読んでしまったのがまた間違いでした…。
1話ごとに一旦読むことをやめ、2人に幸せはくる!??無理くない??え??読むのこわい!先生ー!(泣)と半泣きになりながら最後まで読み終わりました…。ご都合展開とか救いの神があらわれるようなコメディ要素がない分、2人の過ごすわずかな時間の表情、会話がより愛おしく思えます。
断片的に描かれるタマの過去がなんというか悲惨すぎて、だからこそ最後に浮かべた笑顔にぐっときます。
白い子猫ちゃんに青と名付け、ページいっぱいの二人のシーン…、泣けます。
気分を上げたくてBLを読むことが多いので、個人的に頻繁に読み返す作品ではないですが、出会えてよかった作品です。
1本の映画をみたようで、色々考えさせられます。
真夜中に読んでしまいダメージをくらってしまいましたが(笑)、お馴染み展開、王道ラブコメ展開に飽々している方オススメです。
らくた先生の細やかな心理描写と表情流石です!大好きです!また次回作も楽しみにしています!!