トライガン・マキシマム
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トライガン・マキシマム

内藤泰弘

泣ける作品

ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無印トライガンの連載中に出版社が休刊という悲劇に見舞われながらも続きを描いて下さった内藤泰弘先生に感謝です。砂だらけの惑星に辿り着いてしまった人類を巻き込んだ壮絶な兄弟喧嘩の話です。「不殺」を貫こうと奮闘して傷が増えていくヴァッシュとそれを「綺麗事」だと切り捨てるウルフウッド。反目しながらも背中を預け合える関係なのがもうね。泣けるエピソードが多い中で特に命掛けでリヴィオを救ったウルフウッドに。そして変わってしまったウルフウッドを受け入れてくれた孤児院の子どもたちに。何度読んでも泣けます。でも実は人類を絶滅させようとしていたナイブズが子どもの頃はヴァッシュより1番人間を信じてたんですよね。その心を踏み躙ったのが人類っていうのが辛すぎる。結局人間ってそういう生き物なんですよね。
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