王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~
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王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~

おしばなお/岡達英茉/先崎真琴

全てを知ってから読み直すと切ない

ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先が気になりライトノベルを読みました。
三賢者の時乞い(時間を巻き戻す)を発動させたのは、ギディオンと王太子とリーセル。
詳しくは、ギディオンが王太子にリーセルを助けるためには、時を戻すしかないと戦場まで赴き王太子に言う。(ギディオンの目的は、聖女を自分の物にしたかったのと無罪と知っていて処刑するリーセルに申し訳ない気持ちがあった事)
ギディオンの魔力を全て王太子に渡し、王太子は最愛の人を1突きに殺さないと三賢者の時乞いは発動しない。
代償として、王太子とギディオンの魂は入れ替わり第二の人生を歩む事。2回目の人生で、1回目の人生でリーセルが殺された日の時刻の0時以降、入れ替わっていた魂は元の体に戻る事。殺される最愛の者は前回の記憶がないとされている事。
ですが、巻き戻されたリーセルは記憶があった。おかげで、色々回避できた(主に歌劇場の火事を最小限にできた、シンシア達と友達になり、死を回避できた)。
しかも、死を回避できたとこに加え、聖女の悪事をシンシア達と協力して証拠を集め、聖女を断罪出来たこと。
生き残る事ができ、王太子とギディオンの魂もあるべき体の戻り、最後は王太子とリーセルが結婚出来たこと。本当によかった!
王太子の一途な想いに胸が締め付けられます。魂が戻ってからは、リーセルを溺愛している姿がまた微笑ましい。
この事を知って初めから読み直すと、ギディオンのあの態度や眼差しに納得しますし、切ないです。
コミックも最後まで追いたいと思います。
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