このレビューはネタバレを含みます▼
実らなかったかに見えた幼い頃の初恋が8年の時を経て再スタートするというワクワク感がたまらない、素敵なラブストーリーです。
自らの恋心を封印して国のために嫁ぐ幼いヒロインがルイスにキスする場面は、可愛らしいと同時にすごく切なかったですね〜。悲しみを押し殺して気丈に振る舞うヒロインと立場的になすすべがなく無力感を感じながらもぐっとこらえているヒーローの姿から、お互いを思い合っている感じがすごく伝わってきて、冒頭のシーンで二人が再会できることはすでにわかっていたにも関わらず、ついつい泣きそうになりました。
そんな感じで離れ離れになっていた二人がついに一緒になれる時が来たのだからここで一気に恋が燃え上がってラブモード突入かと思っていたら、妄想激しめのちょっと変わったヒロインと不器用なこじらせヒーローによるピュアでほっこりする展開が待っていて、良い意味で期待を裏切られました。これからはずっと 一緒にいられると思うので、ゆっくりのんびり二人のペースで愛を育んでいってほしいし、その過程を見守っていくのがとても楽しみです!