このレビューはネタバレを含みます▼
自分はドラマCDになると聞いて初めて原作を読みました。結論からいうとドラマCDも原作も購入して何周もしているくらいドハマリしました。真っ直ぐな攻めに対して向き合うことに逃げてる受けっていいですよね。瀬兎くんはわんこ攻めなのかな?キャラがうさぎイメージなのでちょっとややこしいです。いつもは可愛いくてうさ耳生えててパッと見たら君が受けでは?となりますが濡れ場ではしっっっっかり攻めとしての役割果たしてます。しかも焦らしてます。理性が飛んでても避妊忘れない、密生さんを気遣う姿には10000点と表彰状あげたいです。一方密生さんは初めての発情期からということもあって表に出さないだけでめちゃくちゃ葛藤してます。理性があったから抑えてた甘えたい性格も発情期やΩということを知っている瀬兎に対しては曝け出すようになります。瀬兎、頑張れ、耐えてくれ…。出会いはオメガバースあるあるである、まさかのあなたがΩでしたか…系。芸能人も掛け合わさると会見を開くーやスキャンダルが出てしまうという結構王道を行ってるなと。でも所々にざらめ鮫先生の性癖らしきものが散りばめられていて(ABだと思ったらBAでしたという攻めくんお姫様系もざらめ鮫先生の性癖らしいです)王道なんだけど王道じゃないというオメガバース初心者には向いてるかもしれませんがBL自体初心者ーという人は新たな性癖を開くことになるかもしれないですね。オメガバースなので発情期やラットといったバース性あるあるの濡れ場が目立ちがちですが、個人的にはお互いシラフのときの濡れ場が好きです。最初の関係性から見ると絶対なかったじゃないですか。そしてちゃんとコミュニケーションを取っているし瀬兎の緊張感も少ない。ビジネス番が番になる瞬間。また瀬兎がポーカーフェイス苦手なので結構傷ついてるなぁとかこの行動わざとだなーと明らかに見てわかるんですよ。本当にすべてのシーンにうさ耳生えてるくらい可愛いなぁ。絶対大丈夫じゃないのに大丈夫って言っちゃう瀬兎も自分の性欲については伝えられない密生さんもそこで強がるんだ!?という点では案外似た者同士なのかもなー。あとこの作品は第三者が新たに出てくる→瀬兎の独占欲だったり密生さんへの思いがあふれる、という一連の流れかもしれません。ここまでの話と全然関係ないですが描き下ろしでもいいので2人で夜通しゲームしてほしい。1000じゃ全然足りないくらいの神作品です。