このレビューはネタバレを含みます▼
一巻完結と思いきや続編があるようです。
内容としては、虚弱体質の美人主人公(第五皇子)の国が敗戦国となり、勝国である獣人の国に移送され、双子王子と両思いになるも婚姻のために他獣人族たちを納得させるための困難に向かっていくお話です。
キスだけで性的な内容はこのお話にはほぼなく、また挿絵もありません。
キャラクターがみんな個性的かつ魅力的で軽快で、文章も読みやすくスイスイ読めました。
獣人は野蛮だという設定からか、強さ重視だからか、王族なのに口が悪かったり急に方言?がでてきたりふわっとした設定が多いですが、「主人公総愛され」「美人受け」「不憫な環境にも負けない精神(図太い)無自覚受け」が好きな方には刺さるお話だと思います。
個人的にはマルム茸という固執するかのように出てくるキノコの謎が次巻で解明されるのかが気になります。
次もエッチが入ったとしてもサラッとしてそうですが、この一冊(ページ数と値段を考慮した上での)でキスだけなので、続編では精神的だけでなくしっかり結ばれて複数回あると嬉しいのですが…主人公が虚弱体質なのでということで描かれないのではないかという不安はあります…。