仮面夫婦のはずが、怜悧な外科医は政略妻への独占愛を容赦しない
一宮梨華/時瀬こん
このレビューはネタバレを含みます▼
体は弱いし、彼女が好きになってくれるまで抱けないと、家を留守にし、好きになって貰う努力をしなかった馬鹿ヒーローと、一途にそんなヒーローを愛し続けていたヒロインのお話です。
とにかくこのヒーローが傑作にアホ過ぎて、イライラしました。
１年も家にろくに帰らないで、どうやって夫婦関係を良くするつもりだったのか。
離婚すると決めてから「最後くらい、夫婦らしいことをしようか？」って！(怒）
綺麗なままで手放してやるのが情だろうに、最後にもったいないから頂いてしまおうという浅ましさ。
それに味をしめて体が弱いからと気にしていた筈が、脳味噌のネジがどっかに飛んでいってしまって、抱きまくりの無理させまくりの獣と化し。
そんなに好きなら離婚届をさっさと破いて捨てればいいのに、自分に懸想する秘書に盗まれて利用されるという体たらくぶりは、「ヒーローがこの話の最大の横槍なんじゃないの？」と思ってしまいました。
ヒロインがこんな男でも好きだって言うから仕方ないけど、あまりの愚かさに読みながら何度も「馬鹿なの？！」と叫んでしまいました。
いいね
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG