僕等に名前をつけるなら
」のレビュー

僕等に名前をつけるなら

あがた愛

弟であり後輩であり恋人

ネタバレ
2023年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 僕らに名前をつけるなら、店頭に面出ししてあった2人のカバー絵に物凄く惹かれたのがあがた先生に出会ったきっかけでした。もう大好きな作品で続きが読めるなんて、本当に幸せです。
恋人になった馨と和泉。週末の2人の情景。
和泉、にいさん、和泉さんと呼び方を使い分ける馨は、和泉を好きすぎて、嫉妬してしまう…でもお互いの気持ちは揺るぎない、それをお互いが信じている。
求めあい重なる心音に、安心感を覚えこんなに満たされていいのかと、多幸感に包まれながらも、胸がざわつき自分を責めてしまう和泉。
でも和泉が見た夢が許されている、自分を許しているみたいで、2人の未来は揺るぎないと思えました。
和泉が同じリズムで響く馨の心音を背中に感じながら、まるでこれからひとつになるみたいに、きっと俺たちの…と続くシーンの和泉の言葉が気になり色々考えました。
番外編読切ですが、この作品はとてもストーリーが練られていて、読み終えた後の満足感がすごくで、余韻に浸りました。
そして修正が甘いところも2人を甘々を堪能できて、もうとろけました〜
絶対読んでほしい一冊です!
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!