嘆きのアリシア 分冊版
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嘆きのアリシア 分冊版

H9

2巻以降は蛇足

ネタバレ
2023年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻で完結しておけば☆5相当。
3巻からは理不尽な状況を作者のご都合主義で繋ぎ合わせた感じ。
主人公と愛し合う男性が薬とハーレムで人格崩壊して領主の都合のいい人格になるって、そんなに簡単に変わる?
二人だけでゴブリン島に向かうとか、2巻で散々な目にあってるのにアホなの?
潔白を証明するために民衆の前で裸にされるとか、2巻の最後に見せた名誉を守ろうとした気概はどこにいった?
と、相変わらずの流されっぷりとアホな子の主人公に呆れる内容。
スピード感があり、完結した物語が長所だったのに変な陰謀と代々受け継がれているっぽい怪しい習わしに巻き込まれた主人公がダラダラと嘆く展開は正に蛇足。2巻の最後で「騎士団がとこしえに繋がる」とあるだけで、幸せと表記していないので問題ないのだけど、分冊版5巻まででお腹一杯になった。この先はもう読まなくてもいいかな。
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